セルージョン 経済産業省の支援プログラム「J-Startup」に選定
「ひとの可能性を再生する。」をミッションとして、iPS細胞から角膜内皮代替細胞を効率的に作り出す独自技術で世界の角膜移植待機患者問題の解決をめざす株式会社セルージョン(本社:東京、代表取締役社長:羽藤 晋、以下、セルージョン)は、経済産業省が官民で推進するスタートアップ支援プログラム「J-Startup」に選定されたことをお知らせいたします。
J-Startupはグローバル市場で急成長し、日本のイノベーションを牽引する可能性を持つスタートアップを推薦基準としており、委員からの推薦後、審査プロセスを経て、この度セルージョンが選定されました。
今回の選定は、2019年のJ-TECH STARTUP認定に続き、リードプログラムCLS001※の社会実装へ向け大きな励みとなります。再生医療技術が新たな提供価値を生み出す疾患領域において、ペイシェント・セントリシティにもとづく新たな研究開発を推進し、革新的な技術や製品を通じて、世界中の人々の身体と心の可能性を広げる社会の実現へ、取り組みを一層加速して参ります。
[J-Startupについて]
J-Startupは、グローバルに活躍するスタートアップを創出するために、2018年6月に立ち上げられました。実績あるベンチャーキャピタリストや大企業の新事業担当者等の外部有識者からの推薦に基づき、潜在力のある企業を選定し、政府機関と民間の「J-Startup Supporters」が集中支援を行うプログラムです。経済産業省・日本貿易振興機構(JETRO)・新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が事務局となり、プログラムの運営を行っています。
詳細は下記リンクよりご覧ください。
J-Startupオフィシャルサイト:https://www.j-startup.go.jp/
経済産業省プレスリリース:https://www.meti.go.jp/press/2023/04/20230406003/20230406003.html
[水疱性角膜症(よみ:すいほうせいかくまくしょう)について]
水疱性角膜症は、白内障などの目の手術や遺伝性の要因により角膜の一番内側で角膜内の水分を適切な量に調節している角膜内皮細胞が減り、その機能に不具合がおきることで、角膜が水膨れし、混濁により視力障害を起こす病気です。この病気は進行性で、治療せずに放っておくと失明にいたります。現在は正常な機能を持つ角膜内皮細胞を角膜移植で補う治療でしかこの病気を治療することはできません。しかしながら、他の臓器移植同様、角膜移植も深刻なドナー不足問題に直面しています。日本にも1万人以上の患者がいると推定されており、また2013年に行われた世界的な調査では、世界中に1300万人ほどの角膜移植待機患者がいると報告されています。
※[CLS001(よみ:しーえるえすぜろぜろいち)について]
CLS001は、さまざまな種類の細胞に分化することが可能なiPS細胞をセルージョンが持つ独自の技術により効率的に分化させて作り出した角膜内皮細胞の代替となる細胞です。セルージョンは「iPS細胞が有する優れた増殖性」と「簡便な手技で属人的技術を不要とする細胞移植法」を組み合わせ、角膜移植適用症例の半数以上を占める水疱性角膜症に対する治療用再生医療等製品として、CLS001の開発を進めています。また、セルージョンは自らが主体となって行う日本での企業治験とグローバル地域での治験準備を進めています。
[セルージョンについて]
セルージョンは慶應義塾大学医学部眼科学教室発の再生医療ベンチャーです。iPS細胞から角膜内皮代替細胞を効率的に作り出す独自の特許技術などを基に、世界の角膜移植課題をめざすリードプログラムCLS001(iPS細胞由来角膜内皮代替細胞)をはじめ、ひとの可能性を再生し、もっと自由で、もっと笑顔が見える世界の実現をめざした事業を開発・推進しています。
商号 :株式会社セルージョン
代表者 :代表取締役社長 羽藤晋
所在地 :東京都中央区日本橋小舟町8番6号
設立 : 2015年1月
電話番号:03-5843-1785
URL : https://cellusion.jp/
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