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AMEDの創薬ベンチャーエコシステム強化事業(創薬ベンチャー公募)に採択

2023.12.01

 「ひとの可能性を再生する。」をミッションとして、iPS細胞から角膜内皮代替細胞を効率的に作り出す独自技術で世界の角膜移植待機患者問題の解決をめざす株式会社セルージョン(本社:東京、代表取締役社長:羽藤 晋、以下、セルージョン)は、当社の事業「iPS細胞由来角膜内皮代替細胞(CLS001)のグローバル開発とP1/P2臨床試験」が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(以下、AMED)が実施する令和5年度「創薬ベンチャーエコシステム強化事業(創薬ベンチャー公募)」(第3回)(以下、本事業)に採択されたことをお知らせします。
AMED Webサイト:https://www.amed.go.jp/koubo/19/02/1902C_00040.html

 本事業は、創薬に特化したハンズオンによる事業化サポートを行うベンチャーキャピタル(以下、VC)をAMEDが認定し、その認定を受けたVCによる出資を要件として、創薬ベンチャーの実用化開発、特に日本に加えて海外市場での事業化を行う計画について積極的に支援するものです。

 セルージョンは本事業による支援を受け、iPS細胞由来角膜内皮代替細胞(CLS001)のP1/P2臨床試験を含むグローバル開発を進め、世界の患者さまへの貢献をめざしてまいります。

■採択事業について
採択課題名「iPS細胞由来角膜内皮代替細胞(CLS001)のグローバル開発とP1/P2臨床試験」
iPS細胞由来角膜内皮代替細胞CLS001は、さまざまな種類の細胞に分化することが可能なiPS細胞をセルージョンが持つ独自の技術により効率的に分化させて作り出した角膜内皮細胞の代替となる細胞です。セルージョンは「iPS細胞が有する優れた増殖性」と「簡便な手技で属人的技術を不要とする細胞移植法」を組み合わせ、角膜移植適用症例の半数以上を占める水疱性角膜症に対する治療用再生医療等製品として、CLS001の日本での企業治験とグローバル地域での治験準備を進めています。

※P1(Phase I)臨床試験 / 第I相臨床試験: 
少人数の健康成人において、ごく少量から少しずつ「くすりの候補」の投与量を増やしていき、安全性について調べる試験。 
P2(Phase II)臨床試験 / 第II相臨床試験: 
「くすりの候補」が効果を示すと予想される比較的少人数の患者さんについて、病気の程度によっての有効性、安全性、投与量・間隔・期間などについて調べる試験。
日本製薬工業協会:https://www.jpma.or.jp/about_medicine/shinyaku/tiken/base/chiken/02.html

[水疱性角膜症(よみ:すいほうせいかくまくしょう)について]
水疱性角膜症は、白内障などの目の手術や遺伝性の要因により角膜の一番内側で角膜内の水分を適切な量に調節している角膜内皮細胞が減り、その機能に不具合がおきることで、角膜が水膨れし、混濁により視力障害を起こす希少疾病です。この病気は進行性で、治療せずに放っておくと失明にいたります。現在は正常な機能を持つ角膜内皮細胞を角膜移植で補う治療でしかこの病気を治療することはできません。しかしながら、他の臓器移植同様、角膜移植も深刻なドナー不足問題に直面しています。日本の患者数は約1万人と推定されており、また2013年に行われた世界的な調査では、世界中に1300万人ほどの角膜移植待機患者がいると報告されています。

[セルージョンについて]
セルージョンは「ひとの可能性を再生する。」、「もっと自由で、もっと笑顔が見える世界へ。」をミッション・ビジョンに掲げる慶應義塾大学医学部眼科学教室発の再生医療ベンチャーです。iPS細胞から角膜内皮代替細胞を効率的に作り出す独自技術などの特許技術を基に、世界の角膜移植課題をめざすリードプログラムCLS001をはじめ、最先端の再生医療技術でペイシェント・セントリシティの考え方に立った医療ニーズの提供をめざした研究開発を推進しています。

商号 :株式会社セルージョン
代表者 :代表取締役社長 羽藤 晋
所在地 :東京都中央区日本橋小舟町8番6号
設立 : 2015年1月
URL : https://cellusion.jp/

本件に関するお問い合わせは、ホームページ下部にあるお問い合わせ欄からお願いいたします。

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